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それぞれの場所で頑張っている先輩たち 〜Linoの先輩に話を聞く会①〜

更新日:7月6日

「先輩と語ろう会」

そう題された先輩に話を聞く会が、Linoで2月の土曜日に開かれました。

そしてこの日、5人もの卒業生が集まりました。

かつてLinoで楽しい時間を過ごしたからこそ、それぞれが、スタッフの呼びかけに応えてくれたのでしょうね。

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5人の進路は、

・私立高校 → 私立大学

・小中と不登校 → フリースクールの高校 → 私立大学

・特別支援学校高等部(生産技術科) → 飲食店

・特別支援学校高等部(木工科)→ 農作業

・県立高校(夜間)→自立訓練 → 就労移行支援 (最近グループホームに入居)


と、様々です。

それぞれの進路で頑張っている先輩たち。


この日は、

・「進学組」2人は和室

・「就職組」2人はリビング

・「通所組」1人は事務所


と、3つのグループに別れました。


そして、今Linoに通っている子どもたちは、好きな部屋でそれぞれの話を聞きました。

私は、就職した2人の話を聞きました。


まずは、飲食店で働いているAさん。

Aさんは中学時代、塾講師の方に個別に依頼し、勉強を教わったそうです。

そのかいあって、支援学校高等部の職業科に合格しました。

そして、学校の実習で、農業系の職場や、福祉作業所に行きました。

その後、飲食店での実習で手ごたえを感じたそうです。

再び実習へ行き、就労を決めたAさん。

主な仕事はバックヤードでの食器洗浄ですが、テーブル拭きや、ホールでの接客も頑張っているそうです。


Bさんも中学時代はLinoでも勉強をし、受験に向けて頑張りました。

無事、希望の支援学校高等部に合格したBさん。

一年の時から様々なところへ実習に行きました。

工場での野菜詰め。清掃業務。物流会社での荷物の仕分け…。

そして、2年の終わりに農作業の法人へ実習に行きました。

畑での種まきや収穫。車庫での野菜の選別が主な業務です。

その仕事内容と、自転車で通えるところが気に入り、3年生になってからも繰り返し実習に行きました。

そして、就労するに至ったそうです。

ちなみにBさんがLinoに在籍していた時、Linoでは畑の活動もしていました。

「その経験も良かったかもしれない。」と、Bさんは笑顔で話していました。


スマホは、高等部に入ってから持ったという二人。

遠くに通学することで、金銭管理が身に着いた事。

さらに実習も、最初は先生に付き添ってもらったのが、Google マップの見方を覚え、一人で行けるようになったそうです。


支援学校での様々な実習を経て、今の職場を決めた二人。


次回は、二人が話してくれた、


・仕事で大変なこと

・仕事をしていて良かったと思うこと

・後輩たちに伝えたい事


について、おとどけしたいと思います。

(sakuko)

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