top of page

通過点としてのデイ 〜Linoで過ごしていた子どもたちの今 ①

更新日:2025年7月6日

紅葉から注ぐ木漏れ日がキラキラと眩しい11月。


2年前のこの頃、私はLinoを利用しているお子さんたちと一緒に、日々輝学園のオープンキャンパスへ行きました。



この時行った4人のお子さんのうち3人は中学校になじまず、日中をLinoで過ごしていました。


小学校高学年からLinoに通っている子。

中学校の途中から通い始めた子。

Linoに来るのも、週2.3回。または、ほぼ毎日。と一人一人違います。


でも、それぞれのお子さんが、カードゲームをしたり、お友達やスタッフと話をしたり。と、Linoで楽しく過ごしていました。



そんな彼らが、「2年の時を経てそれぞれ高校生になった。」と聞いて、スタッフの豊国さんに詳しくお話をうかがいました。


子どもたちが高校を決めるにあたっては、前述のように、スタッフも学校公開などへ付き添いました。また、進路の相談に乗り、試験勉強や面接の練習などもしたそうです。


そして、中3になり、それぞれの高校が決まった子どもたち。

「4月から新しい生活が始まる!」

と、春からの高校生活への期待で胸を膨らませていたそうです。


中学校へ行かなくても、友達やスタッフとLinoで楽しく過ごした。

そんな時間が、新生活への支えになったのかもしれないですね。


そして、この4月から実際に始まった高校生活。

毎日通う子。時々休みながら通う子。

それぞれが自分のペースを大切に通学しています。

どのお子さんも高校で仲の良い友達を見つけ、順調に毎日を過ごしているそうです。


高校に通い始めた子どもたちにどんな変化があったかをたずねると、

「一番大きな変化は、Linoに来る回数が減ったことですね。」と、豊国さん。

以前は毎日Linoに通っていた子がほとんど来なくなった。

また、週に2・3回来ていた子が月に数回の利用になった。

などの変化があったそうです。

高校生活が軌道に乗っているからこその嬉しい変化ですね。


久しぶりにLinoに来て学校のことを話す子。

Linoには来なくても、豊国さんとLINEでゲームについてやりとりをする子…。

それぞれが、本人の必要に応じてLinoを利用している様子が伝わってきます。


あと2年ちょっとで高校と共に放デイも卒業の時を迎えます。

子どもたちがLinoに依存することなく、「通過点」として次のステップへと進んでいる姿が、とても理想的だと思いました。


次回は、子どもたちの最近の様子などについて、さらに詳しくお話をうかがいます。


(sakuko)

最新記事

すべて表示
「その子らしさ」を愛おしく思えるようになるまで⑮ 〜「人の生きる意味の大切さ」〜

10年以上前。 わが子の障害がわかり、目の前が真っ暗になりました。 でも障害を学ぶことで、「できないのには理由がある」と理解できるようになりました。 すると少しずつ、「その子らしさ」を愛おしく思えるようになりました。 今回、このコラムでお伝えしたかったことは以下になります。   🍀 わが子について学ぶこと・人と比べないことが大切  🍀 でも時にはその気持ちがぶれてしまうこともある。そんな自分も

 
 
「その子らしさ」を愛おしく思えるようになるまで⑭ 〜この子らを世の光に〜

「この子らを世の光に」 この言葉は、戦後日本の 障害者福祉 を切り開いた第一人者として知られる糸賀一雄の言葉です。 (糸賀一雄は、1946年に知的障害児の教育を行う 「 近江学園 」 を創設しました。 その思想と実績から「社会福祉の父」とも呼ばれています。) この言葉を聞いたとき、 「この子ら『に』世の光『を』」 ではないかと思った方もいるのではないでしょうか? かく言う私もその一人です。 この言

 
 
「その子らしさ」を愛おしく思えるようになるまで⑬ 〜不安との向き合い方〜

前回、わが子の性格を「人の目を気にしない」「自分の思いに正直」と前向きにとらえてお伝えしました。 でも私自身、少数派の子育てにおいてこの「前向きにとらえる」ということが、とても難しいことだと日々感じています。 現代人が1日に受け取る情報量は、「平安時代の一生分」・「江戸時代の1年分」とも言われているそうです。 日々押し寄せるたくさんの情報で、普通の人でも不安感や不足感を抱きやすい世の中です。 まし

 
 

コメント


この投稿へのコメントは利用できなくなりました。詳細はサイト所有者にお問い合わせください。

copyright© NPO法人 えがおのたね 

AII Rights Reserved. 

bottom of page